一歩踏み出した日と、それまでの日々
経済産業省にも新たなメンバーが加わり、新年度がスタートしました。
思い起こせば十数年前、入省式の日は一日中落ち着かず、私は緊張した面持ちで「はじめまして」、「よろしくお願いします」という言葉ばかり連呼しながら挨拶回りをしていました。配属された部署の人数も多く、先輩からもらった座席表でカンニングしながら必死に顔と名前を一致させていた当時。今や省内も多くの部局がフリーアドレスに変わり、紙で配られていた座席表は姿を消しました。当時の私からすると、毎日座席が変わるなんて、雰囲気がそっくりなあの人とあの人をどうやって見分けたら…と半ばパニック状態に陥りそうですが、意外と、フリーアドレスによって毎日違う人と近くで話すことで、お名前どころか趣味や特技まで覚えてしまうので不思議です。
初めて社会人としての一歩を踏み出す日はとても印象的で、記憶に残る特別な日ですよね。一方で、その日を迎えるまでの、就職活動に励んだ日々の記憶が深く心に残っているという方も多いのではないでしょうか。
それは、採用側も同じ気持ちです。人生の岐路に直面する学生と真剣に向き合い、自信を持って進路の選択をしてもらえるよう、経済産業省の採用担当者は一人ひとりに寄り添い、悩みや関心を丁寧に聞いています。解体新書のコーナーでは、そんな経済産業省の採用担当が、日々どんな思いで採用に向き合っているのか、また、時代の変化に合わせて新たな採用活動にチャレンジしていることなど、前編後編に分けてたっぷりと紹介しています。経済産業省の採用のウラ側、よろしければ少し覗いてみてください。
そして、新社会人の皆さんには、政策特集「新社会人必見 経済政策5つのキーワード」をおすすめします。こちらの記事では、知っておきたい経済産業政策の基礎知識がわかりやすくまとめられており、ビジネスに関わる全ての皆さまにもお役に立てる内容が詰まっています。経済社会への理解を深め、経済用語の要点を押さえておきたいという方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
同特集の中にも出てくる「半導体」については、先月の政策特集「半導体の現在地」で更に深掘りし、最新の動きについて紹介しています。日々目にする半導体に関するニュースの背景に、経済産業省を中心とした政府のどんな姿勢があるのか。METI Journalオンラインだからこそお伝えできる内容を5回に渡り特集していますので、こちらも併せてぜひご覧ください。
60秒早わかり解説のコーナーでは、自然の力を利用して作るエネルギーである、「再生可能エネルギー」について解説しています。再生可能エネルギーには、太陽光や風力などいくつか種類がありますが、それぞれどんな特長や課題があるかご存じでしょうか?簡潔でわかりやすい記事だけでなく、クイズで楽しく学べる動画も揃えています。かわいいイラストで子どもたちも一緒に学べるサイトも開設しているので、親子で学ぶ際にもご活用ください。
そして、今月の政策特集は、「伝統的工芸品 灯火を絶やさない」です。我が家でも大切に扱っている伝統的工芸品、最近ではオンラインサイトも充実していて、豊富なデザインから選ぶこともできますが、旅先で訪れたその地域での伝統的工芸品を探してみるのも楽しいですよね。伝統的工芸品は長い歴史を持つ一方で、現代の技術も取り入れ進化を遂げています。そんな過去と現代、そして未来をつなぐ伝統的工芸品の魅力を、今月の特集でお届けします。
どうぞお楽しみに。
経済産業省広報室/METI Journalオンライン編集チーム
(関連メディア:こちらでもアップデートをお知らせします)
METI Journalオンライン ラインアカウント
経済産業省Xアカウント