
【万博60秒解説】「ウーマン」以外も大歓迎! ジェンダー平等の核心をつく視点転換を促す「ウーマンズ パビリオン」

「ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier」 ©Cartier
まもなく開幕する大阪・関西万博。経済産業省の万博担当者が「独断と偏見」を交えて見どころを紹介するシリーズ。今回取り上げるのは、「ウーマンズ パビリオン」。内閣府、経済産業省、カルティエと2025年日本国際博覧会協会が共同で出展するパビリオンです。
コンセプトは「ともに生き、ともに輝く未来へ」
日本館のお隣には、「組子ファサード」と呼ばれる、折り紙を交互に組み合わせたような、印象的な建造物。それがウーマンズ パビリオンの目印です。その名称から、来館者を女性に限定したパビリオンと誤解されることも多いのですが、そうではありません。性別を問わず、どなたでも来館いただきたいパビリオンです。コンセプトは「ともに生き、ともに輝く未来へ」。すべての人々が真に平等に生き尊敬し合い共に歩みながら、能力を発揮できる世界をつくるきっかけを生み出すことを目指します。
自分も展示ストーリーの一部になる
展示をプロデュースするのは、数々の受賞歴を持ち、ドバイ万博で女性初のデザイナーとして英国パビリオンを担当したエズ・デヴリンさん。パビリオンに入ると、来館者は最初に名前を登録し、各人の持つ自分のアイデンティティが展示ストーリーの中に組み込まれていきます。その後、作家の吉本ばななさんをはじめとする、世界的に著名な3人の女性たちの視点で、館内の展示を巡ります。3人の女性たちの人生を追体験しながら、来館者をそれぞれ自身の紡ぐ独自の物語へと導き、振り返りを促すこと、普遍的な世界の問題へとリンク。多様性に富んだ持続可能な未来を志すことを呼びかけます。
イベントも要チェック!

Victor Picon ©Cartier
パビリオン2階には、「WA」スペースと呼ばれるイベントスペースがあります。活動家や専門家たちと連携したパネルディスカッション、トークセッションなど各種イベントプログラムが開催され、世界規模の課題を議論しながら深めていきます。こちらの対話プログラムもぜひご期待ください。
ご来館、お待ちしています!
経済産業省 博覧会推進室
経済社会政策室