60秒早わかり解説
この機会に、身の回りの製品を点検しよう!
我々の身の回りには生活に欠かせない色々な製品が存在する。これらの製品は便利な反面、誤った使い方や不具合の見落としによって思わぬ事故につながりかねない。事故を未然に防ぐためにも、製品の使い方や製品そのものを確認することが重要となる。
事故原因は、製品起因だけでなく誤使用・不注意でも
2017年の重大製品事故の件数は873件にものぼり、そのうち火災事故が735件と全体の8割を占めている。また、製品別にみると、594件が電気製品によるもので、全体の約7割を占めているのだ。重大製品事故の原因には、製品に起因するものだけでなく、誤使用・不注意による事故も発生している。製品事故の防止として、製品に異常がないか、使い方が正しいか、リコールされていないか確認することも有効である。
製品を使う人にとって、重要な役割とは
家庭で起こる製品事故は、法律による規制や作る人・売る人の自主的な取り組みだけでは必ずしも防ぐことができない。製品事故から身を守るためには、使う人にも安全な製品の選択、正しい方法で安全に使う、定期的に点検やメンテナンスを行うなど重要な役割がある。作る人、売る人、使う人それぞれが安全のために自分ができることを理解して行動する必要がある。
製品事故の未然防止へ向けて
電気製品などの生活製品は我々のくらしを豊かにしてくれる反面、一歩間違えば思わぬ事故を招くことになりかねない。そこで、11月を「製品安全総点検月間」と定め啓発活動を実施している。自治体、民間企業等とも連携し、リコールの周知や製品の正しい使い方に関する注意事項の周知などの情報発信を強化し、製品事故を未然に防ぐよう取り組んでいきたい。
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