チームプレーを発揮
暑さがやわらぎ、最も食欲が増す季節といわれている、「食欲の秋」がやってきました。
秋刀魚やさつまいも、梨、ぶどう、栗・・・など、挙げだしたらキリがないほどたくさんの美味しい食材が旬を迎え、魅力的な食べ物が目につく機会がぐんと増える季節ですね。
ただ、美味しい食べ物に囲まれていると、つい食べ過ぎてしまい、あっという間に体重が増えてしまった・・・健康診断での検査値が悪くなってしまった・・・ということもあるので、誘惑に負けない強い意志が求められる時期でもあります。近年、「健康経営」を掲げ、従業員の健康への関心を高めたり、健康増進への取組みを積極的に行う企業が増えてきていますが、私たち個人でも自分自身の健康をきちんと考え、特定のものばかりではなく、栄養を考えたバランスの良い食事がすることが大切ですね。
そもそも、栄養って、何を意識したら良いのだろう・・・と、小学生の頃に家庭科の授業で習った栄養素について、改めて復習をしてみました。
栄養素は「炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル」と、大きく5つに分類されており、これらは5大栄養素と呼ばれています。
5大栄養素にはそれぞれ異なる働き、役割がありますが、それぞれの栄養素が独立して単体で働いているわけではありません。それぞれが補い合い、協調しながら、一体となって“チームプレー”で働いています。
このチームプレーが重要で、例えば、「炭水化物・たんぱく質・脂質」は主にエネルギー源や体をつくる材料になりますが、体内での代謝という化学反応を経て、はじめて活躍できるようになっています。
この代謝をスムーズに行うために、「ビタミン・ミネラル」が鍵となっているのです。
一つの食材や栄養素がピックアップされる事も多く、それさえ摂取すれば健康的な身体になったかのように感じることもありますが、栄養素のチームプレーを発揮し、代謝をスムーズに行ったり、身体の機能を維持・向上させるためには、バランス良く食べることがとても大切なのですね。
チームプレーといえば、団体で行うスポーツで重視されることが多いですが、様々な人が集まる会社や組織においても重要とされています。経済産業省でも、組織としての最大限の能力を発揮するため、省内の関係部局とはもちろんのこと、他省庁や企業の皆さまとのチームプレーはとても大切にしているところです。
今月の政策特集は、「電力・ガス市場の番人―「電取委」に迫るー」です。
電力やガスと言えば、資源エネルギー庁を思い浮かべる方も多いかもしれません。実は、自由化が進んだ電力・ガス市場における適切な競争環境を保ち、料金上昇を抑制するために日々市場の監視やルールの整備を行っている「電力・ガス取引監視等委員会(電取委:でんとりい)」という組織があります。まだ設立間もない組織ですが、事業者の競争が進む中、同時に電気の安定供給や環境への配慮、制度を守った公正な競争を確保することは重要なミッションであり、まさに資源エネルギー庁とのチームプレーにより、国内エネルギー市場を常に見守る番人として活躍しています。
エネルギーを使用している消費者とどのような関わりがあるのか、順次公開される記事の内容にぜひご注目ください。
季節の変わり目は身体に負担のかかる時期でもあります。バランスの良い食事を意識しつつ、並行して「スポーツの秋」も楽しみながら、健康的に過ごしましょう。
経済産業省広報室/METI Journalオンライン編集チーム
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