大企業も中小企業も~産業競争力強化法 活用術~
長引くコロナ禍でも、アフターコロナを見据えて前を向き、果敢に未来投資をがんばる企業を後押ししたい。そんな思いを込めて改正されたのが「産業競争力強化法」です。
METI Journalオンラインの8月の政策特集では、産業競争力強化法の改正に至るまでの経緯や担当者の思い、支援メニューの一部を紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本経済は戦後最大の落ち込みを記録するなど、危機に直面しています。一方で、「ピンチはチャンス」と捉えることもできるのではないでしょうか。今まで「当たり前」だったことが当たり前ではなくなり、今まで不可能だと思っていたことにチャレンジする機会かもしれません。
例えば株主総会。一斉に集まるのが当たり前。でも、「もっと近い場所なら参加できたのに」「オンラインだったら参加できるのに」と、コロナ禍以前から思っていた人もいるかもしれません。実は、株主総会は法律上「場所」を定めなければならないとされており、オンラインのみの実施は不可能でした。
コロナ禍において、一カ所に大人数を集めることは好ましくない。対面とオンラインの併用にしようか。いやいや、もっと先を見据えれば完全オンラインで実施できるようにした方が良いのではないか。
そうです、変えるチャンスです。
未来を見据えた取り組みを先取りし、長期視点での変革を考える企業を後押しすべく、バーチャルオンリーの株主総会を実施するための特例を設けました。政策特集の中で、詳しく説明していきます。
他にもグリーン社会への転換、デジタル化への対応に対する金融・税制面の支援や、「新たな日常」に向けた事業再構築への支援などを紹介していきます。
大企業だけでなく、中小企業も個人事業主の方にも使っていただけますので、じっくり読んで、ぜひ産業競争力強化法をご活用いただきたいです。
また、HOTパーソンのコーナーは、数々の日本企業の構造改革や事業再生を通じ、競争力強化の現場で活躍されてきた経営共創基盤CEO、村岡隆史氏のインタビューを予定しています。
「両利きの経営」をキーワードに、経営環境が大きく変わる中で目指すべき企業経営のあり方について語っていただきます。お楽しみに。
HOTな日々が続きますが、皆さんの暑さ対策は何でしょうか?
最近、自宅用に電動かき氷器を買ってみました。シロップも複数種類買いそろえ、ときどき頭がキーンとなりながらも楽しんでいます。
暑さ対策も夏の楽しみ方も人それぞれです。体調を崩さないように気をつけながら、暑い夏を乗り切りましょう!
経済産業省広報室/METI Journalオンライン編集チーム
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