
【万博60秒解説】世界に向けて、日本の食の魅力を発信! 未来型レストランの注目ポイントはここだ②(グルテンさようなら)
まもなく開幕する大阪・関西万博で華やかなパビリオンやイベントなどと共に楽しみなのが「食」。会場内には、未来、文化、技術といった万博らしいテーマを体感できるグルメスポットが目白押しです。「食」の視点から大阪・関西万博の見どころをお伝えする第2回です。
世界が注目する「グルテンフリー」食品を提供!

GF RAMEN LABの「GF黄金の鶏油しょうゆラーメン」、「GF鶏清湯すっきり柚子塩ラーメン」、「GF鶏白湯しょうゆラーメン」
グルテンを使った食品を食べないことで、腸内環境を改善し、体調や肌トラブルなどの改善効果があるとされるグルテンフリー。世界のグルテンフリー市場はこの17年で約10倍の100億ドル規模にまで伸びたと言われます。そんなグルテンフリーに注目するケンミン食品が「EARTH TABLE〜未来食堂〜」エリアで出店するのがグルテンフリーラーメン専門店「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」です。
「日本でもビーフンを含めグルテンフリーがもっと広まってほしい」――。ケンミン食品では2020年から日本の国民食であり海外からの観光客にも大人気のラーメンに目を付け、ボストンの人気ラーメン店「TSURUMEN」の店主・大西益夫さんとともにグルテンフリー化を進めてきました。大阪・関西万博店では、共同開発したその麺に小麦不使用のスープを掛け合わせた5種のラーメンを用意。ビーフンで培った米粉麺の技術を生かした麺は、のど越しのよさと米粉らしいもっちり感が楽しめます。担当者は「『グルテンフリーって万博から広がったよね』といわれる未来が実現できれば」と万博での認知度向上に期待しています。

EARTH SWEETS ~Presented by Takeshita Seika~ 米粉チュロス
グルテンフリーのスイーツを提供する店もあります。佐賀県に本社がある竹下製菓は「EARTH TABLE〜未来食堂〜」エリアに「EARTH SWEETS ~Presented by Takeshita Seika~」を出店し、グルテンフリーのチュロスを販売します。「大阪」「おおさか」などの文字をかたどった個性的なチュロスの材料には従来の小麦粉ではなく、京都・玉乃光酒造の酒米を40%磨いた後の米粉を使用しています。フードロスの削減にも貢献するチュロスは、ほどよい甘さで食べごたえのある仕上がりです。
次回に続きます!
◇今回チェックしたグルメ店◇
EARTH TABLE ~未来食堂~
・GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店
・EARTH SWEETS ~Presented by Takeshita Seika~