大阪・関西万博特集

【万博60秒解説】「未来の都市パビリオン」をお忘れなく ~スマートシティはどこまで進化するのか?~

(提供:2025年日本国際博覧会協会)

まもなく開幕する大阪・関西万博。経済産業省の万博担当者が「独断と偏見」を交えて見どころを紹介するシリーズ。これまでも数々のパビリオンを紹介してきましたが、今回取り上げるのは、博覧会協会と民間企業が共同出展する「未来の都市」パビリオンです。

会場内最大の共同パビリオン!

会場の西ゲートそば、大阪湾のウォーターフロントに長さ150メートルの荘厳な台形の建物がそびえ立つ。それが「未来の都市」と名付けられた共同パビリオンです。外観は特殊な二重の膜に覆われ、時間に応じて表情を変える光の彩りが際立ちます。会場内には様々なパビリオンが立ち並びますが、このパビリオンは他とはひと味違います。「Society 5.0が目指す未来の都市」という統一テーマのもと、日立製作所、クボタ、KDDI、川崎重工業、商船三井、コマツ、IHI…… といった日本を代表する12の企業・団体と博覧会協会が業種や企業の壁を越えて、大同団結。未来の都市での人々の暮らしは、どういうものになるのか。「共通のビジョン」と「個々のアトラクション」で訴求します。

Society 5.0の未来社会をリアルに体感する場

Society 5.0という言葉はよく聞きますが、その意味するところはよく分からない。そんな方にも、様々な映像や体験型アトラクションで具体的なイメージを提供してくれるのがこのパビリオンです。サイバー空間とフィジカル空間は融合し、社会課題の解決が経済成長をもたらす。そんなSociety 5.0の世界線をイメージできる入口の先には、未来都市が話しかけてくる不思議なキューブの3D空間。そして、謎のロボットの頭部に搭乗して未来都市を散策する仮想体験は、巨大になったり小さくなったり…… あたかも現代版「ガリバー旅行記」の主人公になった気分です。

日本企業の「未来社会のショーケース」本気展示

21世紀の万博は、社会課題解決型です。そんな博覧会のあり方を最も如実に体現するのが、この「未来の都市」。未来のビジョンを示す共通展示に加えて、12の民間企業がそれぞれの叡智を結集した展示群で未来社会を展望します。市民がリアルタイムで参加することで実際に姿を変えている未来の都市。移動するたびに環境貢献で新たな価値が生まれるモビリティの姿。そして、循環経済や災害対応など社会課題の解決をまとうことによって大きく変容するものづくり、未来の食と農ーーーどれも没入感ある体験型映像あり、迫力満点の実物展示あり。未来都市は、「幸せの都市」にしたいという各企業の本気が溢れています。「未来の都市」は、未来社会ショーケースの中心的プロジェクト。一粒でいくつも知的においしい体験ができる、お得で大興奮のパビリオンです。お忘れなきように!

経済産業省 博覧会推進室

【リンク先】
EXPO2025 大阪・関西万博公式Webサイト 未来の都市
大阪・関西万博「未来の都市」パビリオン 公式Webサイト