60秒早わかり解説

今が起業のチャンス? 加速するスタートアップ!!

政府は、スタートアップの力で社会課題解決と経済成長を加速することを目的として、2022年から「スタートアップ育成5か年計画」を進めています。

日本のスタートアップ市場をさらに盛り上げるため、首相官邸の公式YouTubeチャンネルにおいて、「加速するスタートアップ」と題したトークセッションを行い、スタートアップ起業家が日本のスタートアップの現状や役立つ制度について語りあっていただきました。その一部をご紹介します!

(出席者)
READYFOR株式会社 代表取締役CEO 米良 はるか氏(司会)
株式会社カウリス 代表取締役 島津 敦好氏
株式会社ヘラルボニー 代表取締役Co-CEO 松田 崇弥氏
経済産業省 スタートアップ推進室 南 知果 総括企画調整官

今が起業のチャンス? 日本のスタートアップが今熱い!!

司会のREADYFOR株式会社の米良氏から「日本のスタートアップの盛り上がり」について問われると、経済産業省の南氏は、国内のスタートアップとユニコーンの数が実際に大きく伸びていることや、資金調達額と経済波及効果も大きく拡大していることを実績の数値も交えて紹介。株式会社カウリスの島津氏は「起業家の数も層も相当変わった」と答え、株式会社ヘラルボニーの松田氏は「色々な支援の枠組みが広がっていて、ありがたい環境になった」と話しました。

起業する人に使ってほしい制度は?

ステップアップするために役立った制度について、松田氏はフランス・パリで法人登記をするきっかけとなった「J-Startup」、米良氏は社会への訴求力向上の一因となった「J-Startup Impact」、島津氏は新しいサービスを生み出すために役立った「規制のサンドボックス」を挙げ、それぞれ活用したエピソードを紹介。司会から「起業する人にぜひ使ってほしい制度」について問われた南氏は、「スタートアップ創出促進保証」を挙げ、「今まで起業の大きなハードルであった経営者の個人保証を不要とする創業時の新しい信用保証制度を新しくスタートしたので、これから起業をしようとしている人にぜひ活用して欲しい」と勧めました。

加速するスタートアップ!

本トークセッションの前編では、実際に日本のスタートアップは盛り上がっているのか、ステップアップする上で役に立った制度、これから起業する人に使って欲しい制度について、

トークセッションの後編では、視野が大きく変わった制度や、スタートアップの世界進出に必要なこと、スタートアップ育成5か年計画の今後について、出演者のご経験をもとにお話しいただいています。

詳細については、首相官邸の公式YouTubeチャンネルにアップしている動画をご視聴ください。

▼トークセッション前編の動画はこちら

▼トークセッション後編の動画はこちら

また、首相官邸の公式YouTubeチャンネルでは、「加速するスタートアップ」と題して、本動画以外にも、スタートアップ経営者へのインタビュー動画やトークセッションの動画を公開していますので、ぜひご覧ください。

〈関連情報(トークセッションで触れた制度)はこちら〉
▼J-Startup
グローバルに活躍するスタートアップを創出すべく、ポテンシャルのあるスタートアップを選定し、官民連携で集中支援するプログラム

▼J-Startup Impact
ロールモデルとなることが期待されるインパクトスタートアップを選定し、官民連携で集中支援するプログラム

▼規制のサンドボックス
実証でデータを集めて、規制改革につなげる制度

株式会社カウリスの事例

▼スタートアップ創出促進保証
経営者の個人保証を不要とする創業時の新しい信用保証制度

▼J-StarX
イノベーション人材の育成及び海外投資家などとのネットワーク構築を目的に、海外のスタートアップ・エコシステムに若手起業家などを派遣するプログラム

▼Japan Innovation Campus
米国・シリコンバレー(パロアルト市)に、現地の産学官と連携して、海外展開を目指す日本のスタートアップを支援する拠点
現地のアクセラレーター、ベンチャーキャピタル(VC)等の民間企業や、世界トップクラスの大学・学術機関、JETROをはじめとする行政機関と連携し、日本のスタートアップの米国における資金調達や事業展開、日本の企業と米国のスタートアップ・VCとの連携等を支援

▼知財アクセラレーション(IPAS)
創業期のスタートアップを対象に、ビジネスと知財の専門家チームを組成し、ビジネスモデルと知財戦略の構築を支援

【関連動画】
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