60秒早わかり解説

海外にも知ってもらいたい福島の今

(ふたば地方の大空へ、みんなの願いやメッセージを乗せた風船が羽ばたきました。ふたばワールド2016inかつらおより)

東日本大震災からもうすぐ6年。福島の復興状況を海外に向けて発信し、知ってもらうため、90秒の動画を作った。

訪日外国人の急増

訪日外国人数は昨年度、初めて2000万人を突破。東北地域への外国人観光客は、東日本大震災後に減少したが、回復しつつある。福島には、会津若松城や磐梯山、猪苗代湖や温泉など、多くの観光地がある。海外の方々に福島への関心を持ってもらえるよう、福島の今を発信することに取り組んでいる。

福島の高校生の個人線量は海外と同程度

動画の中では、福島県内と福島県外の高校生、ヨーロッパの高校生の個人線量率の比較が紹介されている。グラフをみると、福島県に住む高校生の個人線量率は、他県やヨーロッパの高校生とほとんど差が無いことが分かる。

福島県内、福島県外、ヨーロッパの高校生の個人線量率の比較

この研究は、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールに指定されている福島県立福島高等学校が、専門家の指導を受けながら行ったもので、論文として公表されている。

国際基準よりも厳しい食の安全基準

福島県は全国でも有数の果物の産地だ。モモ、サクランボ、ナシ、リンゴなど、1年を通じて新鮮な果物を楽しむことができる。動画の中では、農産物について、国際基準よりも厳しい基準を下回るものだけが市場に出ていることが紹介されている。

食の安全基準比較

世界に向けて広く発信

この動画は、主要ホテル、空港、航空機内でも放映予定。福島の今の状況を世界の多くの方に知ってもらうことによって、福島の復興の後押しができると考えている。