
大阪・関西万博特集
【万博60秒解説】会場内に立ち現れるサウジの街に没入してみよう(この海外パビリオンがすごい⑨)
いよいよ開幕しました大阪・関西万博。サウジアラビアのパビリオンに足を踏み入れると、会場内に突如、砂漠の中の街が現れます。次回の万博開催国である同国の意欲ある迫力のパビリオンの中身を紹介します。
見どころいっぱいの超巨大パビリオン
サウジアラビア館は、見所たくさんでいくつもの建物を巡っていくパビリオンです。サウジといえば、次回2030年の万博主催国。他の海外パビリオンと比べても、特に力を入れて準備を進めてきたことが、ひしひしと感じられます。建物毎にテーマがあり、サウジアラビアの今と未来像を深く理解することができます。

© Foster+Partners
石油と砂漠で知られるサウジアラビアですが、国土面積は日本の約6倍。砂漠だけではない、実に多彩な地形と風景が国土には広がっています。雪が積もる山々には温泉もあり、世界最高レベルの透明度を誇る紅海には美しいビーチもあるんです。サウジのスキー選手の映像が出てくるのを見れば、多くの方のサウジアラビアのイメージが覆されるのではないでしょうか。
館内では、サウジ各地の豊かな自然も文化も観光の魅力も、映像を交えてたっぷりと紹介されています。そして特にお勧めなのは、各地域の風味に味付けされた料理と深みあるコーヒー。回遊型なので、予約なしでも入れます。ぜひ「サウジアラビアの今」を丸ごとご堪能ください。
さらに、サウジアラビアは、石油依存から脱却するため、大胆な改革を行っている最中。その最先端で野心的な取組が、建設中の未来都市「NEOM」。きっと、そのスケールの大きさと先進性に、誰もが驚くはずです。


パビリオン内には、サウジアラビア人の学生が親切に案内してくれます。こうした方々に話しかけてみるのも一興。ぜひサウジアラビア館を訪れて、サウジの今も未来も、実感してみてください。