【万博60秒解説】この国内パビリオンもすごい②~いのちのテーマに直球勝負、大阪ヘルスケアパビリオン~
まもなく開幕する大阪・関西万博。会場内の大屋根リングの外側には、国や自治体、民間企業の「国内パビリオン」が立ち並びます。経済産業省の万博担当者が独断と偏見で紹介していくシリーズ。今回は国内パビリオンを紹介します。
オール大阪で「いのち」と「健康」に向き合う
大阪府と大阪市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」。地下鉄最寄りの東ゲートから会場に入ると、大屋根リングの脇に、透明な三角の幕を組み合わせたような屋根に水が流れ、ひときわ存在感あるパビリオンが目につきます。さすが開催地代表、大学や中小企業も力を合わせた「オール大阪」の知恵とアイディアを結集。館内は、2050年を想定した未来の都市生活を体感できるコンテンツが満載です。
未来のヘルスケアと都市生活で生まれ変わる?
テーマはREBORN。「生まれ変わり」です。それを体現したメイン展示が「REBORN体験ルート」。来館者はまずは個別ブースで健康データをスキャン。そのデータから生成される25年後の未来の自分のアバターと対面します。未来の自分の姿は、あらかじめ決まったものではなく、これからどのような経験をするかによって変わります。未来のヘルスケアや都市生活を経ることで、自分はどれだけ変われるのか? まさに「生まれ変わり」の体験です。
パビリオン内の展示を見回すと、iPS細胞で生成された心筋シートを展示。そして、1970年の大阪万博で注目された「人間洗濯機」の最新進化バージョンも発見! カラダだけでなく、ココロも洗われる。どんな体験になるのか今から楽しみです。そして、大阪といえば、元気な中小企業の宝庫。「リボーンチャレンジ」エリアでは、「宙に浮く靴」、「光る植物」、「自動で度数が変わる眼鏡」など、大阪の優れた中小企業・スタートアップ441社の技術力や魅力を週替わりで展示。「ミライの食と文化」エリアでは、大阪の食と文化の魅力を訴求します。
モンハンしようぜ! 最先端没入体験をぜひ!?
パビリオンにはもう一つ、未来のエンターテインメントを体験できる施設「XD HALL」が併設されています。中では、なんと人気ゲーム「モンスターハンター」の世界に入り込める空間を用意。ホール内で専用のARデバイスを装着し、360度シアター、イマーシブサウンド、床振動と、すべてが融合した没入体験を楽しめるとのこと。ゲーム好きの方々にとっては、ゲームの未来を先取りする大興奮の空間となるはずです。大阪の本気が詰まった「大阪ヘルスケアパビリオン」、期待大です!
経済産業省 博覧会推進室
【リンク先】
大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn(国際博覧会協会公式サイト)
大阪ヘルスケアパビリオン公式サイト
カプコン公式サイト プレスリリース