大阪・関西万博特集

【万博60秒解説】万博を支える地域企業をご紹介! ~関東局発:快適な会場に隠された秘密~

(提供:日本ガス協会)

大阪・関西万博の開幕まで3ヶ月を切りました。開催地にとどまらず全国の企業、団体が万博を飛躍の機会と捉え様々な取り組みを行っています。

毎週金曜日の万博60秒解説では、全国の経済産業局が万博に関わる地域企業の取り組みをご紹介していきます。第1回は関東経済産業局から。

工夫をこらしたパビリオンや日本らしいおもてなし、未来を感じさせる実証などなど……、ぜひ万博会場で体感してみてください。

快適なインフラ環境整備

暑い夏にも万博を楽しんでいただくため、会場では様々な対策を講じて皆さんをお迎えします。ここで活躍するのが、放射冷却技術を使用した新素材「SPACECOOL(スペースクール)」を開発・販売するSPACECOOL(東京都港区)の技術です。

万博の会場整備参加および運営参加サプライヤーとして協賛。強い日射しを受ける状況でも外気よりも冷やすことが出来る同社の素材をガスパビリオンの外装膜に施工することで屋内空調エネルギーの削減に取り組むほか、運営スタッフの熱中症対策として、同素材を活用したテント、日傘を提供します。

パビリオン建設も地域企業が支えています。内藤ハウス(山梨県韮崎市)は、ルクセンブルク大公国(以下「ルクセンブルク」という。)のパビリオンを建設。ルクセンブルクパビリオンは膜屋根を持つ鉄骨構造で、循環型経済の原則に従って設計され、万博閉幕後に可能な限りパビリオン部材を再利用することを目指しています。万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」のもと、「ドキドキ」をテーマに、万博来場者とルクセンブルクの人々、そして日本とルクセンブルクをつなぎます。

来賓へのおもてなし

日本のおもてなしの心をお伝えする工夫も随所にあります。来賓のみなさまに提供するおしぼりもその一つ。FSX(東京都国立市)は、飲食店やホテル等で使用されるおしぼりのレンタル事業のほか、おしぼりの素材や加工機の企画開発、抗ウイルス・抗菌の特許技術「VB(ブイビー)」を配合したおしぼりなど、おしぼりを主軸に様々な事業を展開する企業です。

万博の運営参加サプライヤーとして協賛し、同社のアロマおしぼりなどが世界中から訪れる来賓のおもてなしとして提供されます。

未来のスーツケース

万博のコンセプトである「未来社会の実験場」にふさわしく、未来の技術を体感できる実証も予定されています。クフウシヤ(神奈川県相模原市)は、自律移動ロボットの試作開発や受託開発、協働ロボットのシステムインテグレーションに取り組むロボットベンチャー企業です。

日本科学未来館などが開発を進める、視覚に障害のある方を目的地まで自動で誘導するロボット「AIスーツケース」の開発にも協力していて、万博で実証予定です。

広域関東圏から機運醸成

広域関東圏から機運醸成
このほか、スタジオスポビー(東京都中央区)は、埼玉県入間市等で実装された個人の脱炭素行動を定量計測するスマホアプリ「SPOBY(スポビー)」を活用し、万博に向けて、企業従業員と市民が一丸となって日々の脱炭素アクションを見える化し脱炭素社会の実現を目指すプロジェクト「脱炭素エキデン」を大阪府・兵庫県・愛知県など全国に展開して機運を高めています。

関東経済産業局では、このような取組を「TEAM EXPO共創チャレンジ」として事例発信を支援したり、万博を機に未来に飛躍しようとする関東の企業について公式noteに掲載するなど、地域企業の万博におけるビジネスチャンスの獲得を支援しています。

関東経済産業局 地域未来投資促進室

【リンク先】
SPACECOOL株式会社
株式会社内藤ハウス(地域未来牽引企業)
FSX株式会社(地域未来牽引企業)
株式会社クフウシヤ
株式会社スタジオスポビー
関東経済産業局が共創パートナーとして参画する共創チャレンジ
関東経済産業局公式note(万博関連企業の紹介記事を掲載します)