【万博60秒解説】ロボット×AIと共生する未来社会を感じよう
まもなく開幕する大阪・関西万博。会場では、ロボットと人工知能(AI)の最先端テクノロジーを体験できる展示やイベントが満載です。とてつもないスピードで進化しているAIを実装したロボットたちが、私たちの日常生活の中に溶け込み、人とふれあう…… そんな未来社会を先取りしてみませんか?
アンドロイドが人間のチカラを「拡張」する?
藤子不二雄さんの漫画を読みながら、自分の身替わりとなって働いてくれる「コピーロボット」が欲しいなぁ、と子どもの頃に夢みた方もいらっしゃるのではないでしょうか。見た目も人間そっくりのアンドロイド・ロボット。AIを実装したことで、人間と同じような作業もできるようになっています。
そんな最先端のアンドロイドが人々の日常生活に溶け込んでいったら、どうなるのだろう? そうした思いを馳せたい方にイチ推しは、石黒浩プロデューサーのシグネチャーパビリオン「いのちの未来」です。科学技術によって、どのようにいのちを「拡げて」いくのか?が大きなテーマ。約20体のアンドロイドと約30体弱のロボットが展示され、50年後、さらには1000年後の未来まで考えようという、まさにロボットとの共生空間。こうしたロボットは、人間の「限界」や「差別」を乗り越える力をもたらします。障がいを持つ方々にも社会の中で活躍の場を与え、あらゆる世代の人々の生活の支えとなって豊かさをもたらしてくれるはずです。
ロボットが実現する豊かな社会
会場では、最先端のロボットをあらゆるところで体験することができます。既にレストランで配膳をしてくれるロボットが社会実装されている姿を体験されている方も多いと思います。物流効率化の裏側にも、ロボットは大活躍しているのが現代の到達点。それより先に、どのようなロボットが現れていくのか?
会場内を走る無人運転バスも、ロボットの一種。人口減少の地域の足を支えてくれるはずです。
そして、会話から自ら学習するロボット、人の動きを理解してサポートしてくれるロボット、豊かな表情を見せるロボット、人の心を読み取ってくれるロボット…… そんな最先端ロボットがあらゆる世代の人たちに寄り添い、例えば、好みに沿った料理を作ってくれたり、体調に合わせて介護をしてくれたりする。そんな未来は、すぐそこまで来ていることが体験できます。会場には、AI×ロボット社会のあり方を考える材料がそろっています。万博会場で、それらの可能性と社会として乗り越えるべき課題をご一緒に考えてみませんか?
経済産業省 博覧会推進室
【リンク先】
2025年大阪・関西万博アクションプランVer.6のポイント
国際博覧会
EXPO2025 大阪・関西万博公式Webサイト