【万博60秒解説】万博は、未来をつくる政策の大実験場？！

まもなく開幕する大阪・関西万博。会場では、日本政府が進める様々な政策の姿を体感することもできます。社会課題解決のために展開される政策の数々。イノベーションが加速して社会実装される一歩先の未来。政策の果実が詰まった未来のショーケース、会場で一挙にご覧あれ！

役所の本気！を詰め込んだ「アクションプラン」

「万博」会場が、世界各国のアピールの場であるならば、開催国・日本としても負けるわけにはいきません。日本政府が取り組むイノベーションを通じた社会変革のための政策の数々。万博会場は、それらの現状や成果物が「てんこ盛り」状態になります。あまり知られていないかもしれませんが（(^0^;)）、政府は、令和３年末に、万博を「未来社会の実験場」として、「各府省庁の施策を総結集する」と宣言。その全体の見取り図や予定表となるのが、『2025年大阪・関西万博アクションプラン』という政府文書で、半年に一回、リバイスされて今に至ります（最新版は「バージョン６」）。

内閣官房HPにある、分かりやすい「ポイント」はこちら

あんな政策も、こんな政策も、会場で大披露　

このポイントを見ていただくと一目瞭然。「未来社会の実験場」を謳うだけあって、会場で展開される政策ラインアップは、実に多彩です。

ロボットとAIが超進化して人と共生する社会とは？　デジタル技術と超高速通信を極めた先の経済社会の姿は？　海・陸・空の最先端のモビリティはどうなる？　未来のヘルスケア技術がもたらす健康長寿社会の姿は？　月を経て火星を目指す宇宙開発の将来像とは？　防災・減災の日本の最先端の知見をどう世界に広げる？　カーボンニュートラルをテコにどう新たな産業を生み出していく？・・・などなど、などなど。これだけ多彩な政策の現状と社会実装の2025年断面でのイメージを体験できる場は、世界広しといっても、大阪・関西万博の会場以外にはありません。

アニメも、食も、地域の魅力を伝える政策も！

日本の文化や地域の持つ魅力を世界に伝えていく取組も、万博会場で披露する大きな「政策軸」の一つ。日本の誇る食文化。世界を席巻する日本のアニメ・コンテンツ。全国津々浦々の地域の魅力。潜在力ある日本発スタートアップや中小企業。これらをどう世界に伝え、その橋渡しをしていくのか。その一端が万博会場でご覧いただけます。