今月のヒトコト

ちいさい秋みーつけた

♪ちいさい あき ちいさい あき ちいさい あき みつけた

ここちよい秋風に誘われて近所を散歩していると、ふと童謡「ちいさい秋みつけた」のメロディーが浮かびました。いつもより少しだけ注意深く周囲を見渡すと、道ばたに咲くコスモスや彼岸花、庭先の木に実を付ける柿、木々のほのかな色づきなど、あちらこちらに秋の気配を感じます。

朝晩はぐっと冷え込む日も増え、日が落ちるのも早くなりました。ゆったりと読書を楽しめるのもこの季節ならでは。最近では、電子書籍も一般化し、本屋に足を運ぶ機会が減ったという方もいらっしゃるかもしれませんが、紙の匂いに包まれながら、町の本屋で本との偶然の出会いを求めるのもまたいいですね。時代を超えて、多様な形で人々に寄り添い、様々な文化や考えとの出会いの場であり続ける本屋。METI Journal オンラインでは、新コーナー「今どきの本屋のはなし」を立ち上げ、その最先端の取り組みや魅力、本屋を取り巻くさまざまなエピソードをご紹介していきます。

ちいさな秋探しでもう一つ目にとまったのが、晴れた日の高く澄んだ空とうろこ雲でした。10月の政策特集「航空機産業 新たな成長ステージへ」のメインビジュアルは、秋空を思わせる透き通る青の背景に飛行機たちの飛行機雲がメッセージを描くものになっています。

特集の1本目記事「失敗を教訓に日本発の完成機を!新「航空機産業戦略」の狙いとは」では、三菱スペースジェットの開発中止、カーボンニュートラルへの対応など大きな転換点を迎えた日本の航空機産業の今後の道筋を示した新たな航空機産業戦略について、その策定に関わったキーパーソンの対談を通じて解説しています。

続く、「航空機開発で「未来へのチケット」をつかめ!カギ握るDXの成否」では、設計、開発、生産などあらゆる段階でデジタル化が急速に進みつつある航空機産業の官民の取組に迫りました。「水素、電動化…脱炭素技術でゲームチェンジの主役を狙え!」では、「ゼロ・エミッション(CO2排出ゼロ)」の実現を目指し「水素航空機」や「電動航空機」の開発に取り組む企業を取材。新たな成長ステージへ飛び立った日本の航空機産業の今を追う政策特集となっています。ぜひご覧ください。

また、現場で奔走する経済産業省の中堅・若手職員の解説により政策をご紹介するMETI解体新書のコーナーも、人気となっています。「局をあげて全力支援! イノベーション推進で稼ぐ未来」では、今年7月の組織改編で新たに立ち上げたイノベーション・環境局のミッションとは何か、そこで働く職員達の思いと共にご紹介しています。

最後になりますが、今月の政策特集は、「下請けからパートナーの関係へ」です。

国内企業の99.7%を占めると言われる中小企業、その発展は日本の経済成長の要です。古い商慣行に囚われず、健全な取引環境を確保することは喫緊の課題。発注側、受注側双方の意識改革と歩み寄りが今、求められています。適正な取引環境を生み出すためにどのような取組がなされ、現場では何が起きているのか、5回にわたって掘り下げていきます。

秋の夜長に、METI Journal オンラインで読書はいかがですか?

経済産業省広報室/METI Journalオンライン編集チーム

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