今月のヒトコト

G7もデザインも、身近に感じてもらいたい

「セブンといえばG7(コンビニエンスストアを所管する部署を除く)」という記事を以前書きました。G7の開催地は7か国で持ち回りとなっていて、今年は日本です。10月末には、大阪・堺で貿易大臣会合が開催され、自由で公正な貿易秩序の維持・強化や、経済安全保障の強化に向けた取り組みに関する議論を行い、貿易大臣声明を取りまとめました。

当日は私たち広報室も現地入り。ニュースリリースの準備をしたり、記者会見を行ったり、経済産業省のX公式アカウントで、各国との会談の様子を発信したりしました。(うまく140文字におさめるのは大変ですが、担当者が頑張ってまとめています。)現地の雰囲気を楽しくお届けできたらと、【G7小ネタ】や【G7後日談】も発信していますので、ぜひご覧ください。

さて、10月の政策特集「デザインで織りなす経済と文化」は、いかがでしたか。

本特集を担当したデザイン政策室が全5回を通じて出したかったメッセージは、「デザインって誰もができる、すごく身近なものだよ」(第1回記事参照)ということでした。言われてみれば、本当にそうです。家電、雑貨、ファッション、建築、そして広告ビジュアル…。第2回では、日々の生活に根ざした日本のデザインが注目を集める様子と、「デザインミュージアム」設立の可能性について取材しました。グッドデザイン賞のカテゴリーでわかるように、いまや「デザイン」は、モノだけでなくシステムや活動にまで広がっています。(第3回記事)政策に「デザインの視点」を取り入れる自治体も出てきています。(第4回記事)経済産業省では、人々がデザインを身近に感じる機会を増やし、各方面でデザインの活用が進んでいくために、関係者が一丸となって取り組める提言を絶賛取りまとめ中です。(第5回記事

担当者が政策に込められた想いを語る「METI解体新書」では、産業のコメとも呼ばれる半導体政策を担当する職員にインタビューしました。インドとの協力文書にインド側のゴーサインが出たのは、大臣が会談を行う○時間前だった!?などのウラ話も。半導体の安定供給を確保するため、海外をとびまわり、関係者と議論し、日々前向きに取り組んでいる様子をぜひ知っていただけたらと思います。

HOTパーソン」では、「森づくりビジネス」にアツく取り組むアトツギをご紹介!どんなものでも苗木にできる「苗木のプロ」と、植生調査を実施して「森のレシピ」を書く「森づくりのプロ」である父子がコラボして、森を再生し、災害を減らし、生物多様性に貢献できるビジネスを進めています。2023年3月のアトツギ甲子園(中小企業庁主催)で最優秀賞、そして2023年度のグッドデザイン賞を受賞した取り組みを取材しました。

今月の政策特集は「福島から」。
進む福島への企業進出、美味しい「三陸・常磐もの」をいただく産業界や自治体のネットワークの盛り上がり、映画など芸術を通じて地域の魅力を発信するプロジェクト、廃炉や処理水の状況など、復興に向けて前進する福島の今をお届けします。

先日のG7貿易大臣会合では、日本産水産物の輸入規制に係る日本の立場について、参加国から幅広い支持が表明されました。共同声明には、「G7メンバーは、新たに導入された日本の食品への輸入規制を含め、不必要に貿易を制限するいかなる措置も直ちに撤廃されることを強く求める。」と明記されています。

ぜひ、多くの方に、魅力あふれる福島の今を知っていただけたらと思います。

経済産業省広報室/METI Journalオンライン編集チーム

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