海外事業に挑戦する日本企業を応援！新たな貿易保険制度が７月１日に始まります！

融資による資金調達を日本貿易保険（NEXI）が後押しします。
７月１日から、日本企業が日本の金融機関から海外事業に必要な資金の融資を受ける際、NEXIが金融機関に対し、貿易保険によるリスクカバーを提供します。
円滑な資金調達を促し、海外事業に挑戦する日本企業をより一層後押しすることが目的です。

貿易保険ってなに？

貿易保険とは、日本企業が行う輸出や投資、融資などの海外取引において生じる、民間保険では救済できないリスクをカバーする保険（※1）です。政府100％出資の特殊法人であるNEXIがその保険事業を担っています。NEXIが扱う商品には、輸出保険、投資保険、融資保険の大きく3つの商品カテゴリーがあります。

※1 詳しくは「60秒早わかり解説海外取引のリスクを軽減！“貿易保険”」をご覧ください。

新制度の対象となるのは３つの事業分野

これまでNEXIは、融資保険（※2）において、外国企業への融資に対し、保険の提供を行うことが原則となっていました。今般、貿易保険法施行規則を改正し、①サプライチェーン強靱化、②脱炭素（GX）、③スタートアップ企業の海外展開などに資する事業を対象に、日本企業が日本の金融機関から必要な資金の融資を受ける場合についても融資保険の提供が可能となります。

※2融資保険とは、日本の金融機関などが事業資金を貸付けた場合などに、① 戦争、革命、外貨交換の禁止又は外貨送金の停止、自然災害といった不可抗力、② 融資先等の破産又はこれに準ずる事由や債務の履行遅滞によって、貸付金や債券の償還が受けられない損失をてん補する保険です。