今月のヒトコト

文化×経済は何を生み出すのか

 先日決定した2025年大阪・関西万博の公式キャラクターデザイン、皆さんもご覧になりましたか?
 メインのデザインはあくまで形のひとつ。赤い部分は分裂し、青い部分は自在に形を変える。「なりたい自分になる」と願いながら日々、より善き姿を求めて変化するそうです。

 変化の可能性は無限大∞。この社会やそこに暮らす人々と同じですね。 

 この4月から社会人になった皆さん。まさに可能性は無限大です。

 学生時代に感じていた社会に対する問題意識や、こう変えたいという思い。
あった人もなかった人も、自ら実現できる立場になりました。

 すでに社会人である皆さんも、異動や転職、家族の入園・卒園、入学・卒業でこれまでと違う環境に変化した方も多いのではないでしょうか。

 皆さんの新たな挑戦を「METI Journal オンライン」は応援します。

 日々めまぐるしく変化する経済・産業の状況をどう捉え、それぞれの立場でどう働きかけていくのか。そのヒント、羅針盤として「METI Journal オンライン」を活用してもらえれば嬉しいです。

 4月の政策特集は「文化と経済の好循環の創出」。
 経済産業省が「文化」ってどういうこと?と思うかもしれません。

 人々の価値観が多様化する現代において、国や地域に固有の「文化」を活かすことは、日本の競争力強化の観点からも重要、と私たちは考えています。 

 今月の特集では、ファッションの未来、デザインの再定義、アート需要拡大の兆し、海外から評価を受ける日本酒や日本発の技術の紹介などを通じ、経済産業省の構想する「文化と経済の好循環」を描きます。

 文化芸術は、人々の創造性を育み、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互理解、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものです※1
 同時に、新たな需要や高い付加価値を生み出し、質の高い経済活動を実現するもの※2でもあります。

 文化と経済の好循環で生まれるもの、実現する未来。特集を通じ、一緒に考えてみませんか。

 「HOTパーソン」のコーナーに登場するのは、宇宙ベンチャーALEの岡島礼奈代表。人工流れ星事業を立ち上げた経緯や、宇宙ビジネスの可能性についてお話を伺います。
  
 毎年、桜と共にやってくる新たな出会い。
 皆さんにとってMETI Journal オンラインが、新たなアイディアや「なるほど!」と出会うきっかけになれば幸いです。

※1文化芸術基本法より
※2文化芸術推進基本計画(文化庁)より
 

経済産業省広報室/METI Journalオンライン編集チーム

 
 
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