60秒早わかり解説
DXでお役所手続きをスマートに
世界では今、デジタルテクノロジーを活用して生活やビジネスを一変し新たな価値を生むイノベーション「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」があらゆる分野で起きている。経産省も、デジタル化を通じた行政手続のユーザー体験の向上、業務の効率化を通じて政府を変革していく。
手続きを圧倒的にラクに・便利に
生活を支えるさまざまなサービスがスマートフォンで完結する時代、行政サービスもデジタル化でもっと簡単に、便利にしたい。言わば「行政からの生産性革命」である。例えば、手続きごとに書く企業名や住所など、基本情報は1度の入力で済む「ワンスオンリー」、関連する手続きが一括でできる「ワンストップ」を実現すれば、手続きの負担はぐっと軽くなり、行政手続に費やしていた時間を事業活動に向けられるようになる。
データに基づく政策マーケティングへ
今まで紙で保存していた事業者からの行政手続の申請情報には、政策立案のヒントもあったはずだが、これを活用することは難しかった。それらをデータとして管理し分析することで、民間では当たり前のマーケティングやパーソナライズを行政サービスでも実現。よりニーズに合った政策立案や、必要な政策をプッシュ型で届けることを目指す。
行政のあり方にチャレンジする、経産省のDX
経産省では、こうした新しい行政に挑戦するため、業務プロセスの見直しからユーザーフレンドリーなサービスデザイン、開発、運用、データ利活用まで一貫したサービスの実現を目指している。そして、これを組織的に推進する新部署「DXオフィス」をこの夏設置した。私たちはユーザーにとって本当に使いやすいものを追求し、行政のあり方を変革していく。
【関連情報】
ニュースリリース:経済産業省のデジタル化を推進する「経済産業省及び中小企業庁デジタル・トランスフォーメーション室」を設置します